透明な悲しさを湛えたあの世界をかいま見たくて。 2010年度 フィリップ・K・ディック記念賞の特別賞をおくられた「ハーモニー」の著者、 伊藤計劃さんの短編集というか、blogの文章もひっくるめて地引き網的に集めた単行本。
34才で亡くなられているのから、一切合切持ってくるしかなかったのだろうけど、 おもしろさという意味では「虐殺器官」や「ハーモニー」の半分にも及ばず。 ただ、伊藤計劃さんを味わい足りない人が、しゃぶりつく鶏ガラみたいな本
本書は、未完も含めた4編の短編。 そして、散文とインタビュー、映画評の4部からなるこの単行本は、伊藤計劃:第弐位相とともに、伊藤計劃さんの全部を味わいつくすための本です。 個々の作品の美しさでは物足りなさがありますが、 虐殺器官やハーモニーですっかり骨抜きになってしまっているおいらにとっては、それもまたよし。 群としての美しさと悲しさとしてじっくり楽しもうと思います。
先週末に本を買って、実はまだもったいなくて映画評の部分が読み終わっていません。 それでもね、フィリップ・K・ディック記念賞の特別賞の話を知って、 なんだかね、多くの人にこの伊藤計劃さんの作品を読んで欲しくて思わず紹介を書いてみました。
あぁ、すっかりかぶれているおいらのこと。 映画評で評されてる映画をそのうちレンタルビデオで借りてくるんだろうなぁ(苦笑)

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